Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
マクロ物性の非自明な外場応答に対してミクロな理解を与えることは凝縮系物理の中心的課題である。近年、100 テスラ超強磁場中で発見された巨大格子変形の起源として構造相転移の可能性が議論されている。本研究では研究代表者が開発した 100 テスラ中 X 線プローブ法を駆使し、100テスラ新結晶の結晶構造を解明する。本研究により、結晶の構造安定性におけるスピン格子結合の役割が解明され、超強磁場におけるミクロプローブという物性実験の未踏領域が開拓される。