Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
空気と水蒸気の非平衡プラズマを用いてアンモニアを合成するための学術的基盤を構築する。低ガス圧プラズマでは,水蒸気から発生する酸化性OHの影響の理解,および,酸素の導入によってOH密度が低減できるかに焦点を絞る。大気圧の窒素/水蒸気プラズマでは,振動励起状態窒素分子が触媒表面に吸着することと,OHどうしの3体反応がOH密度を低減させる効果を活用したプロセスを構築する。さらに,大気圧の窒素/空気プラズマでは,水素分子の振動励起状態の還元能力に期待したプロセスを構築する。これらにより,実用化を指向した開発研究において行動原理となり得る体系化された学術的理解を獲得する。