Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
アクシオンは最も有望な暗黒物質候補の一つである。しかしながら、アクシオンは標準模型粒子との結合が微弱(典型的な実験セットアップで真空のゆらぎに匹敵)であるため、未だに理論的に有望な質量領域を1%も探索できていない。一方、量子コンピュータの分野では、近年の開発競争により超伝導量子ビットを用いた超低ノイズの量子操作・読み出し技術が飛躍的に進展している。本研究課題では、超伝導量子ビットを暗黒物質探索に適用し、劇的な感度向上をもたらすことを実証する。