Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究課題では、地球史上最大のターニングポイントと称される太古代-原生代境界に生じた固体地球変動の実態を理解するため、太古代ー原生代マントル物質の化学組成/同位体組成分析を系統的に実施する。特に、オスミウム同位体比から得られる年代情報と親鉄元素存在度の相関関係に着目し、太古代から原生代にかけて地球表層だけでなく地球内部にも大規模な変動があったのか、またそのような痕跡がマントルの化学組成進化として記録されているのかを明らかにする。