Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、相分離構造を有するネットワークポリマーアロイを母材に用いた炭素繊維強化複合材料の特性発現機構を、計算・実験・データ科学による複合アプローチによって解明し、新規材料探索を行う。まず、相分離構造を有する複合材料向けネットワークポリマーアロイ、特にエポキシ樹脂の反応誘起相分離をシミュレーションによりモデル化し、実験・計測結果と照らし合わせて、その構造形成メカニズムと力学特性を明らかにする。これらの知見をマクロスケールと接続し、炭素繊維とネットワークポリマーアロイからなる複合材料の力学特性を計算・実験的に評価する。最後に得られた知見とデータ科学を駆使し、実用的新規複合材料探索を行う。