Project/Area Number |
23K26016
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Project/Area Number (Other) |
23H01321 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 18030:Design engineering-related
Basic Section 18040:Machine elements and tribology-related
Sections That Are Subject to Joint Review: Basic Section18030:Design engineering-related , Basic Section18040:Machine elements and tribology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
村上 存 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20212251)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥15,470,000 (Direct Cost: ¥11,900,000、Indirect Cost: ¥3,570,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,890,000 (Direct Cost: ¥5,300,000、Indirect Cost: ¥1,590,000)
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Keywords | デザイン / 発想 / インフォマティクス / 人工知能 / デザイン発想インフォマティクス / 知識拡張 / 想起強化 / 言語表現 / 変換表現 / 創造力 / イノベーション |
Outline of Research at the Start |
優れた発想を得る方法論は、以前は経験則であったが、近年は認知神経科学などの分野で、記憶・知識が創造において本質的であるとの研究成果が得られている。そのような知見に基づき本研究では、情報技術を用いて、モノやコトの機能・ユーザ体験に関する人間の「知識の拡張」と「想起の強化」を行うことにより、優れた発想創出を促進する方法論を、人工知能の活用も含めたデザイン発想インフォマティクスとして提案し、その有効性を実験により検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、機能・ユーザ体験の表現として{言語表現、変換表限}の二つに基づき、情報技術を用いて{知識の拡張、想起の強化}を行うことから、2×2で以下の〔1〕~〔4〕の四つのサブテーマで研究を実施した。 〔1〕機能・ユーザ体験の言語表現による知識の拡張: 発想創出のための、Webスクレイピングによる効率的な知識収集として、収集した知識がデザイナーにとって既知であった場合には知識の拡張に寄与しないことから、検索して取得した内容の「未知度」を、内容の類似性によるクラスタの小ささに基づき定義する方法を提案した。 〔2〕機能・ユーザ体験の言語表現による想起の強化: 関連研究で、課題と類似度が低い語句刺激からは新規性が高い発想が得られるが確率は低く、類似度が高い語句刺激からは発想が得られる確率は高いが新規性は低い、などの報告がされている。本研究では、課題に対して類似性が高い文要素と類似性が低い文要素で構成される文記述が、創出される発想の新規性の高さと得られる確率を一定以上両立できると仮説を立て、実験によりその可能性を検証した。 〔3〕機能・ユーザ体験の変換表現による知識の拡張: 従来の設計論における機能の変換表現は物理現象を対象としているが、デザイン発想には体感や錯覚など人間の身体的・心理的特性も有効である場合がある。本研究では言語表現と物理量表現を組み合わせ、物理現象と人間の身体的・心理的特性を統一的に記述する変換表減を提案し、その記述によりデザイン発想のもととなる知識を収集した。 〔4〕機能・ユーザ体験の変換表現による想起の強化: 変換表現の特長は、機能の複合や分解などの操作性を有する点である。本年度は、〔3〕で収集した変換表現の要素を、物理量の類似度で接続し組み合わせる技術を提案した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実施計画の通り、〔1〕機能・ユーザ体験の言語表現による知識の拡張、〔2〕機能・ユーザ体験の言語表現による想起の強化、〔3〕機能・ユーザ体験の変換表現による知識の拡張、〔4〕機能・ユーザ体験の変換表現による想起の強化、の四つのアプローチに取り組み、技術の提案を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
実施計画の通り、〔1〕機能・ユーザ体験の言語表現による知識の拡張、〔2〕機能・ユーザ体験の言語表現による想起の強化、〔3〕機能・ユーザ体験の変換表現による知識の拡張、〔4〕機能・ユーザ体験の変換表現による想起の強化、の四つのアプローチに取り組み、技術の提案を行っているが、有効性の検証が行えていない。今後は、それぞれにおける有効性検証の方法を検討し実施していく。
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