Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
カーボンニュートラルの早期実現には,大量のCO2を高速で分解できる新たな反応場が必要不可欠である.本研究では,分解・抽出・洗浄・合成などの横断的分野で長年活躍してきた超臨界CO2流体の内部で,大容量かつ過渡的な放電プラズマを生成する新手法により,革新的なCO2分解技術の実現を目指す.しかし,超臨界流体中のプラズマは数100 nsで超高速遷移する非再現的現象であるため,信頼できる診断手法が存在せず,プラズマの現象理解に基づいた分解技術の最適化は実現できていない.そこで,本課題ではプラズマの基礎現象を支配する電子密度に焦点を当て,まず超臨界流体中の電子密度の診断技術を確立する.