2次元フォトニック結晶円形欠陥レーザにおける周回光の回転方向制御に関する研究
Project/Area Number |
23K26161
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Project/Area Number (Other) |
23H01467 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 21060:Electron device and electronic equipment-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
近藤 正彦 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (90403170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森藤 正人 大阪大学, 大学院工学研究科, 招へい准教授 (00230144)
梶井 博武 大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 (00324814)
丸田 章博 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (40252613)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,850,000 (Direct Cost: ¥14,500,000、Indirect Cost: ¥4,350,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥7,410,000 (Direct Cost: ¥5,700,000、Indirect Cost: ¥1,710,000)
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Keywords | 2次元フォトニック結晶 / 円形欠陥 / 周回光 / 回転方向 / 電子デバイス・機器 |
Outline of Research at the Start |
研究代表者は、革新的・独創的なブレークスルー技術となる2次元フォトニック結晶(2D PhC)を用いた究極の光モジュールを作製し、そこから光インターコネクトへ展開することを目指している。 本課題では、円形欠陥(CirD: Circular Defect in 2D PhC)共振器内の外周で発生するwhispering gallery mode(WGM)の周回光の回転方向制御に関する研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
現在、フォトニクスが、インターネット社会を支えている。しかし、実際に、信号処理を行っているのは電子機器であり、フォトニクスは、単に情報の伝送を行っているのみである。光は高速で無限の可能性を有するイメージを与えるが、光インターコネクトが近い将来ICT社会のアキレス腱となる可能性が高い。光インターコネクト用光モジュールは、要求仕様の緩い幹線系光通信の技術を転用して実現されてきたが、このアプローチは限界に達しており、発想の転換が必要である。 研究代表者は、革新的・独創的なブレークスルー技術となる2次元フォトニック結晶(2D PhC)を用いた究極の光モジュールを作製し、そこから光インターコネクトへ展開することを目指している。 本課題では、円形欠陥(CirD: Circular Defect in 2D PhC)共振器内の外周で発生するwhispering gallery mode(WGM)の周回光の回転方向制御に関する研究を行う。 具体的には、CirDレーザの共振器に副共振器を追加することで、WGM光の周回方向を制御し、左右の光導波路から出射される光の量に大きな比をつけることを目指している。 本年度は、シミュレーションにより、素子構造の最適化を検討した。また、レーザ試作に向けてプロセス技術の開発にも取り組んだ。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
シミュレーションでは、基礎に立ち戻って、素子の評価パラメーターの物理的意味を再認識し、適切で効率的な設計手法を検討した。 プロセス技術も、新構造素子の作製に向けて、先回りして要素技術を検討した。
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Strategy for Future Research Activity |
開発した素子設計手法やプロセス技術を適用して、実際にフォトニック結晶レーザを試作し、その特性を評価する。
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Report
(1 results)
Research Products
(14 results)