Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
近年,気候変動に伴う河川の増水により河川橋梁に被害が多く発生し,大きな社会問題となっている.特に増水数日後に突然橋梁が倒壊する「遅れ変位」,水位がさほど上昇せずに被災する「低水位洗掘」が頻発している.本研究では,近年の被災事例の要因分析、模型実験。数値解析により、橋脚基礎周辺で発生する局所洗掘現象・内部侵食現象の発生要因および時間進行性を詳細に検討し、それらの現象が橋脚の安定性に対する影響を力学的に検討する。この検討を元に,今後の気候変動による河川の増水にも適用可能な河川橋梁の洗掘リスク評価手法の確立を目指す.