Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
地盤の深層崩壊や広域同時多発型斜面崩壊などの地盤災害による死者ゼロを目指した地盤防災技術が希求されている。本研究では,自己回復を付与した地盤改良シーズを実務レベルにまで加速・強化して,巨大地震やゲリラ豪雨などにより一旦せん断破壊を受けた地盤が,せん断面を自動的に「治癒・修復」し,3日以内に90%以上のせん断剛性・強度まで「自己回復」する地盤改良工法の実用化を目指す。本技術の開発により,地盤材料は真の粘り強さ「自己治癒・修復・回復性」を有するため,グランドアンカーや部分固化改良などの追加対策が一切不要となり,災害多発時代に向けたメンテナンスフリーな恒久的地盤補強・改良が可能になる。