Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
建築物の予防保全は,「小さな劣化や欠陥が蓄積し,ある時に深刻な不具合が生じることを防止するための備え」を基本としており,人間の健康同様,極めて重要な技術と言える。本研究では,主として鉄筋コンクリート建築物および木造建築物を対象として,「躯体保護と美観確保という重要な役割を有する建築外壁仕上げ材」について,「もし剥落が生じれば第三者被害を招いてしまう」という危険性に対する予防保全技術に的を絞り,「明確な目的を持った検査・診断」および「実構造物への適用性を優先した点検技術」の2点を重視した要素技術の開発をおこなう。