Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究は民生家庭・業務部門、旅客交通部門の脱炭素化検討に資するエネルギー需要モデルを開発する。モデルは個人・世帯、住宅・建築物の単位で国民・ストックの全数を個別に模擬するエージェントベースのモデルであり、様々なデータソースに基づいて行動、設備・機器所有・仕様等のエネルギー需要決定要因を特徴づけ、ばらつきや地域的差異を表現する。また、全国民の生活行動シミュレーションに基づいて需要を定量化する。これにより行動変容を含む多様な対策を網羅的に扱うこと、対象3部門のエネルギー需要総体を模擬することが可能である。様々な需要分野(食料、医療、防災、健康等)への応用を含め、方法論の体系化を目指す。