Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
ユニバーサル社会の実現において、発達障害児・者の感覚過敏等の非定型な感覚特性に配慮して、ソフト・ハード両面の対策を整備することが求められている。国内の現状としては、少数の海外の先進事例や当事者の意見を参考に試行されている段階であり、数値基準や指針は存在していない。そこで本研究課題では、発達障害等の感覚特性を踏まえた環境情報の提示及び環境調整・整備の方法を示すことを目的として、建築環境工学の知見を導入した検討を行う。研究内容として、①配慮すべき感覚刺激の特徴の整理、②センサリーガイド作成等ソフト面の対策の検討、③内装材料や設備機器などハード面の対策の検討、④普及に向けた取り組みを実施する。