Project/Area Number |
23K26269
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Project/Area Number (Other) |
23H01575 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23030:Architectural planning and city planning-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
藤井 さやか 筑波大学, システム情報系, 准教授 (70422194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
雨宮 護 筑波大学, システム情報系, 准教授 (60601383)
後藤 智香子 東京都市大学, 環境学部, 准教授 (70738351)
新保 奈穂美 兵庫県立大学, 緑環境景観マネジメント研究科, 講師 (40778354)
讃井 知 上智大学, 基盤教育センター, 助教 (50948627)
別所 あかね 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (20964670)
柴田 建 大分大学, 理工学部, 准教授 (60325545)
梁 イェリム 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (61001491)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
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Keywords | 社会的孤立 / 社会的包摂 / コミュニティ / 空き家 / 空き地 |
Outline of Research at the Start |
転勤、結婚、出産、病気、介護といったライフステージの節目で社会的孤立に陥る人は多い。本研究では、特に医療・介護・福祉の支援の手前や制度の狭間にあり、自ら支援を求めにくく、また地域の支援も届きにくいが、実は多様な世代が直面している社会的孤立に着目する。この種の社会的孤立の解消・予防には、孤立支援自体を目的に掲げていない交流の場=「つながる場」が大きな役割を果たすとの仮説に基づき、①「つながる場」のつくり方(体制、対象、制度、空間等)、②「つながる場」が提供するつながり(活動内容、関係性、包摂実態)、③「つながる場」の効果(孤立解消・予防実態、地域効果)、④「つながる場」の普及方策を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、医療・介護・福祉の支援の対象となる手前や制度の狭間にあり、自ら支援を求めにくく、また地域の支援も届きにくいが、実は多様な世代が直面している社会的孤立に着目する。この種の社会的孤立の解消・予防には、孤立支援自体を目的に掲げていない交流の場(研究では「つながる場」と呼ぶ)が大きな役割を果たすとの仮説に基づき、①「つながる場」のつくり方(体制、対象、制度、空間等)、②「つながる場」が提供するつながり(活動内容、関係性、包摂実態)、③「つながる場」の効果(孤立解消・予防実態、地域効果)、④「つながる場」の普及方策を明らかにすることを目的とする。本年度は、上記目的のうち、①「つながる場」のつくり方と②「つながる場」が提供するつながりを把握するため、事例収集とパターン分類を行った。また「つながる場」を必要とする社会状況を把握するため、ウェブアンケート調査の設計を行った。 1)事例収集:文献や行政のウェブサイト等から、社会的孤立の解消や予防を目的とした事例の情報を収集し、利用者別・空間タイプ別・関連制度別に整理を行った。 2)収集事例の活用空間・利用者のパターン分類 収集した事例を活用空間(空き家・空き店舗又は空き地・農地)の種類及び利用者タイプ(障害のある人とその家族、子ども、子育て世帯、高齢者、地域住民等)に着目し、タイプ別にそれぞれが創出する場の特徴や意義、場づくりの工夫、生まれる交流の種類や質などについて、運営者へのインタビュー、現地視察、意見交換研究会を通じて検討を行った。 3)つながる場への潜在的ニーズの把握 本研究が対象とする、問題が深刻化する以前の社会的孤立の実態はこれまでに明らかになっていない。多様な属性の中から、まずは若者を対象にウェブアンケート調査の検討を行った。まずはプレ調査を実施し、来年度以降に全国規模のウェブアンケート調査を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
事例収集とパターン分類を進め、障害のある人と地域住民がごちゃまぜで交流する場、農を介したつながりを形成する場、空き家を活用した地域住民の居場所、生活困難を抱える外国人の住まいと仕事の場の現地調査と運営者インタビューを実施し、分類と詳細調査の視点を抽出することができた。またウェブアンケート調査のプレ調査を行い、全国調査の準備を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
つながる場への潜在的ニーズの把握に向けたウェブアンケート調査を実施し、分析を行う。 つながる場の事例収集とパターン分類を進め、詳細事例調査の候補決定し、つながる場のつくり方の実態及び効果検証の分析を進める。
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