Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
都市や建築における視覚情報の研究は、被験者の注視点を追跡するなどの実空間実験によるものと、可視範囲をコンピュータ上で計算するなどのシミュレーションによるものに概ね大別され、その間にギャップがあった。本研究では、VR(Virtual Reality)空間での歩行・注視実験を通じて、これら二つのアプローチを連携させる。そして確率的な注視モデルを開発し、これを用いて、例えば「シークエンシャルな空間」「非対称な視覚体験を生む境界」「開放感とプライバシーを両立する開口部」などの視覚的評価を行うとともに、それら評価を高めるための最適化デザインを行なう。