Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
海洋でのエネルギ・資源開発、水産業、科学観測において、大深度・広域・長期の安定的・効率的設備利用が求められており、ケーブルなど重要な線状構造体の運用状態の不確実性が増幅され、その健全性・機能確保が増々難しくなっている。可視化困難な海中構造体・機器の形状が把握されることはほとんどなく、過剰な安全率が設定される。本研究では、海洋で利用される線状構造体の設計・敷設・運用・保守を最適化するため、光ファイバに沿った連続的なひずみ検出技術とひずみ情報にもとづく形状計測技術の極限的な精度・分解能・応答性を追求する。さらに形状の時空間情報にもとづく構造健全性評価・管理手法について、ケーブルを対象に検討する。