Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
極域の海を覆う氷の形状や広がりを理解することは、地球全体の気温や海水面変動を予測するために不可欠である。AUV(自律型海中ロボット)は無索・全自動であるため氷の裏側深くまで潜入し、これまで難しかった氷裏面の形状を計測できる可能性を持つ。本研究の目的は「海氷や棚氷の裏面を観測するためのAUVのナビゲーション手法を開発すること、そして開発した手法をAUVに実装し、実際の氷海域において有効性を示すこと」である。代表者らが開発したAUV MONACA(モナカ)を用いた水槽試験、海域試験およびシミュレーションを繰り返して手法の完成度を高め、氷海域での実証を目指す。