Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
海洋掘削においては,多岐に亘るドリルパイプ挙動の個々に着目した数値解析を基に,ドリルパイプ強度設計を行うが,「ドリルパイプ挙動解析の表現の不十分さ」「実現象の観察の欠如」「実際の掘削操業環境に応じた解析の欠如」の3つの課題がある.そこで,本研究では,過去の模型実験や実操業で観察された多岐に亘るドリルパイプ挙動間の相互影響やエネルギー遷移の特徴を,理論的・実験的・数値計算的な手法にて捉えて,ドリルパイプ挙動の統合的な表現を行う.また,実計測による実挙動の観察を行う.更に,掘削データを活用して実操業に応じた未知パラメータの設定を行うデータ融合逐次解析を提案し,システム開発および実行試験を行う.