Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では,イベントの時空間パターンに関する分析手法を開発する.イベントとは,犯罪や交通事故,火災,地震,疾病罹患など,時空間次元における0次元の事象を指す.本研究では,最も重要かつ基本的パターンである,イベントの時間的集中と増減に焦点を当て,空間的視点から分析する手法を開発する.本研究の特筆すべき点の一つとして,データと分析結果との関係を系統的に論ずる点がある.データの解像度や精度は分析結果に少なからず影響するが,その関係を分析した研究は極めて限定的である.体系的な実証分析を通じてこの関係を検証し,データと分析結果との関係に関する一般論へと繋げたい.