Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
誘電体の焦電特性を用いることで変動する熱源から電気エネルギー回生が可能である。ここで、焦電発電においては、熱と電気によるサイクル(=オルセンサイクル)が利用されている。これに対して申請者らは変動する温度に対する電場印加のタイミングを工夫することにより、オルセンサイクルよりも理論効率として1.5倍高効率な独自熱電サイクルを世界で初めて見出し、その理論発電効率式も提唱している。この熱電サイクルを用いることで変動する熱源から電気エネルギーを回生する。特に、入力パルスを最適化することにより発電量の最適化を行うことが本研究の主な取り組みとなる。