Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
近年、金属3Dプリントの超急冷現象によって、TiAl合金にてマッシブ変態が安定的に誘起されることが発見された。しかし、この特殊な相変態の素性は学術的に解明されていない。本研究では、溶融部の熱履歴に着目し、理論解析と実組織解析を融合することで、TiAl合金におけるマッシブ変態の正確な発生条件と原子レベルでの組織の特徴を明らかとする。さらには、それらに基づきプロセス中の組織発展挙動を解明する。以上により、これまで見過ごされてきたマッシブ変態を活用したTiAl合金の新奇組織制御法を確立する。