Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
マイクロフロー反応器、インクジェット液滴反応器よる反応成績の向上をさらに発展させ、①『拘束された微小空間利用』、②『反応器の制約からの脱却』、③『必要最小限の原料供給』を目的としてマイクロ液滴を生かした新たな合成プロセスの確立を目指す。その目的のためには、液滴の衝突時の挙動と混合特性、衝突後の運動状態の把握が不可欠である。また、反応条件の拡張のためには加熱場における液滴挙動を把握し、液滴の飛行挙動を安定させ、かつ効率的な加熱法の開発が必要となる。本研究ではインクジェット液滴を用いて、効率的に物質とエネルギーを供給する手法を検討し、オンデマンドで少量の化学製品を合成するためのシステム開発を行う。