Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
生体系には,二酸化炭素を炭素源として,有用有機化合物を高効率に合成するための,各種物質移動過程と複合酵素反応が精密に制御された微小空間が構築されている。本研究では,この機能の鍵となる反応を触媒する酵素を,バイオリアクターが提供する反応場で安定に利用するための手法を開発する。具体的には,気液界面における酵素の失活を抑制するために,二酸化炭素の水和と有機物合成を触媒する異種酵素をハンドリングが容易な微粒子に固定化して,酵素機能を長時間・繰り返して利用可能なバイオリアクターを開発する。