Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
二酸化炭素(CO2)と水のみを用いた塩基性の副産物/鉱物の加速炭酸塩化技術に関する研究を行う。CO2の鉱物化には合理的な加速手段が必要である。最も有望な方法の1つが気相中のCO2圧力を制御することで、対象となる塩基性材料からのアルカリ土類金属の抽出や溶液中での炭酸塩(CaCO3やMgCO3)の析出の促進を行う方法である。塩基性材料がCO2の気相圧力に応じてどのような機構で炭酸塩鉱物化反応を起こすか平衡論/速度論的に検討し、学術的な基盤を整備する。また、テスラバルブを参考とした流路の高度設計と条件最適化によって、このCO2の炭酸塩鉱物化反応を効率的に連続的に行うことを試みる。