Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、パルスレーザーを用いた過渡吸収分光装置を改良し、光散乱の影響を排した可視過渡吸収スペクトルおよび時間分解赤外振動スペクトルを測定できる装置を製作する。そのために、高繰り返しフェムト秒レーザーを用いた時間分解フーリエ変換分光装置を開発しする。さらにこれらの装置の応用例として、金属錯体と粉体酸化物半導体との複合系を取り上げ、吸着構造やその環境が金属錯体の光化学過程に与える影響、その光化学過程と金属錯体-半導体間の電荷移動の関係などを明らかにする。