Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
サトウキビやススキに代表されるC4バイオマス植物は、痩せ地においても旺盛に生育し、莫大な生産性を示すものの、その生態・分子メカニズムはよくわかっていない。本課題では、微生物共生ネットワークを介した養分獲得戦略が重要な役割を果たすと考え、沖縄県のサトウキビ栽培をモデルにメタトランスクリプトームの手法を応用してその謎に迫る。3年間に渡って県内各地で栽培されているサトウキビを採取し、自根や共生微生物を介した養分獲得を担う遺伝子共発現モジュールを同定し、植物・土壌要因との相関解析から、各経路に対する植物の炭素投資バランスを制御する要因を同定する。