Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
ポリフェノールは、恒常性維持機能を有し心血管系疾患リスクの低減が確認された機能成分であるが、消化管からはほとんど吸収されないため、その恒常性維持メカニズムを医薬品的アプローチで解明することはできない。そこで本研究では、ポリフェノールの官能特性である苦味・渋味と消化管に存在するその受容体との相互作用が、恒常性維持機能の発現を促すのではないかと着想し、渋味ポリフェノールとTransient Receptor Potentialの相互作用メカニズムの解明及び苦味ポリフェノールと苦味受容体(Taste Receptor 2)の相互作用によるGLP-1を介した糖代謝制御を検証する。