Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
持続可能な農業を実現する上で、より安全な畜産物を生産する基盤を構築する必要がある。家畜牛が保菌する腸管出血性大腸菌を含む複数の病原細菌は、ヒトの食中毒の原因となるが、その制御は難しく多くの感染者を出している。抜本的な対策として、病原細菌を保菌する家畜牛の絶対数を減らすことができれば、感染者数を減らすことができると考えるが、その制御技術は確立されていない。そこで本研究では、これまで知られていない「ウシ消化管のどこに、どのような環境下で病原細菌が定着しているのか」を理解し、その情報を基に生産段階での防除法の開発へと繋げる。