Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
我々はこれまで、結核菌の休眠を誘導する鍵分子である増殖制御因子が、遺伝情報発現に関わる様々な因子と直接相互作用し、それら因子の活性を制御していることを明らかにしてきた。本研究では、それら遺伝情報発現に関わる因子と増殖制御因子との複合体の立体構造を、X線結晶構造解析とクライオ電子顕微鏡解析により明らかにする。そして、その結果を基に生化学的解析や結核菌を利用した解析を行い、増殖制御因子が休眠を誘導する仕組みを原子分解能レベルで明らかにすることを目指す。