Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
トランスポゾンは生物進化の駆動力となるが、その一方で、トランスポゾンの転移活性はゲノム損傷ひいては致死を引き起こすため、真核生物はSmall RNAによるRNAサイレンシング機構を駆使してトランスポゾンを抑制する。近年発見されたC. elegansの姉妹種C. inopinataは、C. elegansの約2倍の体サイズをもち、C. elegansとは大きく異なる生殖様式や生態を持っている。本研究では、C. elegans-C. inopinata解析系を用いて、トランスポゾンを制御するsmall RNA機構、トランスポゾンによるゲノム進化への影響を2種の比較から明らかにする。