A 25-year empirical study of rocky intertidal habitats to assess ecosystem change and its predictability in the Anthropocene
Project/Area Number |
23K27237
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Project/Area Number (Other) |
23H02546 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 45040:Ecology and environment-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
野田 隆史 北海道大学, 地球環境科学研究院, 教授 (90240639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 藍子 東北大学, 生命科学研究科, 助教 (00826076)
和田 葉子 宮崎大学, 農学部, 助教 (00865420)
深谷 肇一 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物多様性領域, 主任研究員 (30708798)
山田 勝雅 熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター, 准教授 (80569195)
仲岡 雅裕 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (90260520)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,330,000 (Direct Cost: ¥14,100,000、Indirect Cost: ¥4,230,000)
Fiscal Year 2027: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | 群集動態 / 岩礁潮間帯 / 安定性 / 生態系 / 長期変動 |
Outline of Research at the Start |
地球規模で環境変化が進行しつつある現在、生態系の変化を予測することは生態学に課せられた最大の課題である。本応募研究では生態系の数十年の変化の予測可能性を評価するための新たな研究フレームを提案し、これを岩礁潮間帯生態系に適用する。太平洋沿岸の6地域×5海岸×5岩礁の計150岩礁において、遷移区(人工裸地)とその対照区(無操作区)で集積した25年間の肉食者、植食者、固着動物、底生藻の4機能群の各種のアバンダンスデータを用いて様々な生態系属性を求める。得られた生態系属性とその安定性の約20年後の予測可能性を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
地球規模で環境変化が進行しつつある現在、生態系の変化を予測することは生態学に課せられた最大の課題である。本応募研究では生態系の数十年の変化の予測可能性を評価するための新たな研究フレームを提案し、これを岩礁潮間帯生態系に適用する。太平洋沿岸の6地域×5海岸×5岩礁の計150岩礁において、遷移区(人工裸地)とその対照区(無操作区)で集積した25年間の肉食者、植食者、固着動物、底生藻の4機能群の各種のアバンダンスデータを用いて様々な生態系属性を求める。得られた生態系属性とその安定性の約20年後の予測可能性を評価する。 本年度は,遷移区の再設置とその対照区での野外調査を行った.太平洋沿岸の6地域(北海道東部,北海道南部,三陸,房総半島,南紀,大隅半島)の5海岸、各海岸の5岩礁の計150岩礁のうち,大隅の2海岸を除く海岸において,自然撹乱を模した遷移区(人工裸地)を再設置した.再設置した遷移区の設置時期(季節),設置方法,位置およびサイズは,最初に設置した2002年の時と完全に一致するように行った.また,対照区での野外調査は,これまでの長期センサスと全く同一の調査項目について例年同様に夏季に行った. 加えて,すでに蓄積されている長期センサスデータを用いて予備解析を行った.北海道東部の21年間の岩礁潮間帯生物群集の主要機能群(底生藻類,固着動物,植食性動物,肉食性動物)を対象に地域スケールでの機能群アバンダンスと種アバンダンスについてトレンド解析を行った.その結果,機能群レベルでも種レベルでも,一部の対象において有意な時間傾向が検出された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた遷移区の再設置と対照区での野外調査がほとんどの調査地で完遂できた.また,既存データを用いた予備解析も問題なく実施できた.
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Strategy for Future Research Activity |
太平洋沿岸の6地域、5海岸、5岩礁の計150岩礁において、自然撹乱を模した遷移区(人工裸地:2回設置)とその対照区(無操作区)で底生生物調査を行い、生態系の主要な4機能群(肉食者、植食者、固着動物、底生藻)の種ごとのアバンダンスの25年間の長期データを収集し、様々な生態系属性を得る.得られた生態系属性の長期動態特性と安定性の要素について状況依存性を解析し、その結果から生態系属性の長期動態特性と安定性の要素の予測可能性(影響する要因の数、時間変化の大きさと複雑さ、モデルでの予測しにくさ)を評価する. また,予備解析によって明らかになった北海道東部の21年間の岩礁潮間帯生物群集の主要4機能群のアバンダンスの時間傾向に関しては,さらに解析を進め,次年度には論文化したい.
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)