臨床エビデンスに基づくミトコンドリア代謝高感度診断法の開発
Project/Area Number |
23K27312
|
Project/Area Number (Other) |
23H02621 (2023)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 47020:Pharmaceutical analytical chemistry and physicochemistry-related
|
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
兵藤 文紀 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10380693)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 泰央 日本医科大学, 医学部, 講師 (00740599)
赤星 朋比古 九州大学, 医学研究院, 教授 (20336019)
松尾 政之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40377669)
森 崇 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (40402218)
富田 弘之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (50509510)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥18,590,000 (Direct Cost: ¥14,300,000、Indirect Cost: ¥4,290,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
|
Keywords | レドックス / ミトコンドリア / DNP / NASH / MASH / 非アルコール性脂肪肝炎 |
Outline of Research at the Start |
エネルギー合成や脂質代謝を担うミトコンドリアは様々な疾患に深く関与しており、申請者は 目(形態)では判断できない異常をミトコンドリア機能で診る新たな機能診断技術の開発を目的として研究を進めている。本研究では、高精度で臨床応用可能な新たなミトコンドリア代謝情報に基づく新たな高感度診断法を開発する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、DNP-MRIプローブとして活用しているニトロキシルプローブについて、特にCmPを用いた肝臓のミトコンドリア代謝に関して、反応メカニズム解明を実施して、非アルコール性脂肪肝炎(NASHモデル・MASH)への応用を実施する研究である。初年度では、これまでのMCDモデルマウスに加え、CDAHFDによるNASHモデルにおいて、CmPプローブが実際に肝臓の懸濁液で迅速に代謝し、ミトコンドリア呼吸鎖複合体1の基質であるNADHの添加において、レドックス反応が加速すること、また呼吸鎖複合体4の阻害剤であるKCN添加においてその反応が大きく抑制することを確認した。また細胞質成分との反応では、その反応性が極めて遅いことから、ミトコンドリア電子伝達系における反応を媒介することを明らかにした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究項目の遂行事項について概ね順調に研究が進んでいる
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究において、肝臓のミトコンドリアにおけるレドックスプローブの反応性が明らかとなってきた。今後は、ミトコンドリア機能と、レドックスプローブとの相関性についての研究を進める予定である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)