Project/Area Number |
23K27514
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Project/Area Number (Other) |
23H02823 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52020:Neurology-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
石浦 浩之 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40632849)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角元 利行 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90876814)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
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Keywords | リピート伸長病 / リピート伸長変異 / 良性成人型家族性ミオクローヌスてんかん / 神経核内封入体病 / 全ゲノム配列解析 / 細胞モデル |
Outline of Research at the Start |
申請者はこれまで、6疾患において新規のリピート伸長変異を同定し、同じリピートモチーフの伸長により同様の疾患がもたらされるというリピートモチーフ・表現型関連の概念を提唱した。この現象は、リピート伸長変異そのものの病態への関与を示唆するものであり、今後、リピート伸長変異を直接標的とする治療法が望まれる。本研究では、リピート伸長病のモデル細胞、モデルマウス作成による病態解明、治療法開発を目的とする。また、疾患遺伝子未同定症例のゲノム解析を行い、リピート伸長変異も含めて検討を行うことにより、新規遺伝子同定を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
中四国で遺伝子解析研究を行うための研究体制を現所属先で構築し、共同研究施設よりDNAやリンパ芽球様細胞を収集できる体制を構築し、実際に検体の収集を開始した。神経核内封入体病、眼咽頭遠位型ミオパチー、CANVAS (cerebellar ataxia, neuropathy, and vestibular areflexia syndrome)などリピート伸長疾患の診断を行う系を再構築した。神経核内封入体病の患者由来線維芽細胞を樹立した。エクソーム解析、全ゲノム配列解析を行う体制も構築し、ExpansionHunterDeNovoを用いてリピート伸長変異を検出することも可能となった。また、家系解析を進める上でのツールとして、エクソーム解析、全ゲノム配列解析データを用いて連鎖解析を行う系と、トリオ検体を用いて新生突然変異を検出するパイプラインも構築した。この系を用いて、CANVASの1家系を用いてLOD score=3.0となる領域を原因遺伝子RFC1を含む領域に同定できることを確認した。また、既知の新生突然変異を有する家系を用いて新生突然変異の検出が可能であることを確認した。最後に、神経核内封入体病に類似した白質脳症を呈した家系のトリオ解析を行った。本家系では既知の遺伝子の病原性バリアントは検出されず、新規のCGGリピート伸長変異や病原性と思われる新生突然変異についても検出することができず、引き続き構造変異やミトコンドリア遺伝子なども含めて検討が必要であることが判明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
遺伝子解析研究体制を順調に構築している。
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Strategy for Future Research Activity |
本年は良性成人型家族性ミオクローヌスてんかんの診断を行う系を再構築するとともに、髄液バイオマーカー用の検体を採取していく。リピート病の細胞モデル構築に向け、さらに検討を行う。
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