| Project/Area Number |
23K27526
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| Project/Area Number (Other) |
23H02835 (2023)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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| Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
菊知 充 金沢大学, 医学系, 教授 (00377384)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 茂 金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 教授 (00210633)
吉村 優子 金沢大学, 学校教育系, 教授 (70597070)
廣澤 徹 金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (80645127)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,070,000 (Direct Cost: ¥13,900,000、Indirect Cost: ¥4,170,000)
Fiscal Year 2025: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,110,000 (Direct Cost: ¥4,700,000、Indirect Cost: ¥1,410,000)
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| Keywords | autism / diversity / young children / neurophysiology / 技術開発 / 自閉スペクトラム症 / 発達障害 / 脳磁図計 / 遺伝子多型 / 診断域下 / 神経発達症 / 幼児 / 学童 / 閾値下 |
| Outline of Research at the Start |
本研究では、診断閾下を含む自閉スペクトラム症(以下、診断閾下ASD)の幼児期の生物学的特徴(脳活動、遺伝子多型等)を考慮しながら、診断閾下ASD児が社会的不適応を生じる過程について検討する。発視覚、聴覚、体性感覚、運動における多様性に着目し、心理発達の基盤となる感覚や運動の特徴についても検討する。社会性のみならず、運動機能、感覚特性、言語発達、実行機能等の行動評価を行い、同時に幼児用脳磁図計(以下MEG)を用いて関連する脳活動の特徴を数値化する。その上で、ASDとの関連が報告されている遺伝子多型との関連も検証する。診断閾下ASDの多様性を踏まえた病態メカニズムの解明を進める。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、自閉スペクトラム障害(ASD)などの神経発達障害の病態解明を目的に、幼児用MEGや脳波、遺伝子解析を組み合わせた多角的アプローチを進めた。その成果として、幼児期ASDにおける脳機能の特徴(「臨床神経生理学」誌)や、音楽課題時の神経内分泌学的変化(Frontiers in Psychology)、複雑性解析による睡眠覚醒判定(Scientific Reports)など、幅広い分野で複数の論文を公表した。さらに、自己教師あり学習を導入した機械学習手法により、幼児期ASDの早期検出に資するアルゴリズムを検討し、客観的診断指標確立の可能性を示した。また、言語発達や低出生体重児の聴覚応答(Pediatric Research)やASDに関連する遺伝子変異の探索(Frontiers in Genetics)を通じ、神経発達障害の表現型と遺伝的基盤の関連を検討した。さらに、統合失調症やアルツハイマー病を含む他の神経精神疾患においては、機能的ネットワークの変化や興奮性ニューロンの異常転写を評価し、疾患全体の生物学的基盤にも新たな知見を得た。総じて、本研究は脳機能計測と遺伝情報を統合することで、神経発達障害の早期診断・治療開発に役立つ科学的基盤を強化した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では、幼児期の自閉スペクトラム障害(ASD)ならびに診断閾下ASDを対象に、行動評価・幼児用MEG(脳磁図)による脳機能評価・遺伝子多型解析の統合的アプローチをすすめている。各種心理検査や運動機能評価と並行して、視覚・聴覚など複数の感覚課題を用いた脳活動計測を実施している。また、遺伝子サンプルの採取と解析に必要なプロトコルも確立しており、既存研究では十分に検討されていなかった診断閾下ASDの多様な表現型に関する新たな知見が得られ始めている。これらの成果は既に論文発表や国内外の学会報告へと繋がっており、このまま続けることで、多様な症状と脳機能・遺伝子との関連解明にさらなる進展が期待される。本研究は概ね計画通りに進行しており、データ解析を着実に継続することで、本来の目的であるASDの早期客観的診断指標の検討と社会的不適応要因の特定に一歩ずつ近づいているといえる。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後の研究推進方策としては、まず現在実施している横断的評価に加え、同じ子供たちを継続的に追跡する縦断的調査を強化し、発達の経過とともに生じる神経機能や行動特性の変化を詳細に捉えることを目指す。これにより、幼児期に見られた脳活動や遺伝子多型が、学齢期や思春期以降の社会適応や学習面にどのような影響を及ぼすのか、より長期的・包括的な視点から検討が可能となる。さらに、連携する専門家の領域を広げ、教育学やリハビリテーション医学、コミュニケーション障害学など多様な分野と共同研究を行うことで、研究成果を具体的な支援プログラムに反映させていく。それぞれの個性のあるこどもたちのより良い発達環境とは何かについて調査と分析をすすめていく。最終的には、縦断的なデータ蓄積と学際的な共同研究により、診断閾下ASDを含む神経発達障害の理解を深めるとともに、早期かつ個別化された支援につながる科学的基盤の確立を図っていく。
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