Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
近年、前立腺がんに対する様々な核医学診断・治療薬剤が開発され米国やEUで認可されている。本邦においてもそれら核医学診断・治療薬剤の 認可が期待されるが、それらに使用される放射性核種は海外からの輸入に依存しており、それらの使用は海外の事情に大きく左右される。一方 、フッ素-18、ヨウ素-123、さらにアスタチン-211は本邦で製造可能なハロゲン属の放射性核種である。本申請課題では、我々が開発した放射 性ハロゲン元素すべてを標識可能な標識基を用いた前立腺がんに対する本邦発の核医学診断・治療薬剤を作製し、安定供給可能な診断精度およ び治療効果の高い薬剤の開発を目指す。