Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
表皮水疱症(以下、EB)は、基底膜領域蛋白の機能不全による重篤な疾患である。EB患者は生まれつき皮膚が脆弱で全身の水疱・びらんの出現を繰り返し、創傷治癒の遷延によって多発性に有棘細胞癌を生じて致死的となる。しかし、EBにおける創傷治癒(水疱・びらんの上皮化)遅延の分子メカニズムは全くわかっていない。本研究の問いは、「EBにおける創傷治癒遅延因子は何か?」である。この問いの解明によって、EBにおける創傷治癒の遅延を克服する。