Project/Area Number |
23K27635
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Project/Area Number (Other) |
23H02944 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
増本 純也 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (20334914)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉浦 孝一郎 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (00304931)
小迫 英尊 徳島大学, 先端酵素学研究所, 教授 (10291171)
竹田 浩之 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 准教授 (40609393)
岸田 大 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (50467180)
山中 聡士 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 特定助教 (50853884)
右田 清志 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60264214)
浦野 健 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (70293701)
川上 純 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (90325639)
古賀 智裕 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (90537284)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,980,000 (Direct Cost: ¥14,600,000、Indirect Cost: ¥4,380,000)
Fiscal Year 2025: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2023: ¥8,580,000 (Direct Cost: ¥6,600,000、Indirect Cost: ¥1,980,000)
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Keywords | 自己炎症疾患 / 疾患インララクトーム / タンパク質アレイ / ヒトタンパク質アレイ / 疾患インタラクトーム |
Outline of Research at the Start |
自己炎症疾患は、単一の責任遺伝子のコードする疾患責任タンパク質の機能異常が原因であることがわかっている。しかし、『自己炎症疾患の病態にはどのような分子群が関わって全体像を構成しているのか?』という本研究課題の核心をなす学術的「問い」について明確な答えはなく、自己炎症疾患の全貌は未だ完全に解明されていない。そこで本研究では、『自己炎症疾患責任タンパク質を含む未知の協働分子群(自己炎症疾患インタラクトーム)が発症のトリガーや炎症発作の周期性を規定し、これらの分子の時間的空間的局在が病態を決定する』いう仮説を検証し、疾患インタラクトームを明らかにすることによってその「問い」の答えに迫る。
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Outline of Annual Research Achievements |
ヒト20,000タンパク質アレイ(20,000 human protein array: 20K-HUPA)を用いて自己炎症疾患責任タンパク質と相互作用するタンパク質を網羅的に同定した。その結果、上位の候補となったタンパク質について、培養細胞に発現させ、NLRP3インフラマソームの活性化にどのような影響を与えるのかを明らかにする目的で、複数の実験を行い、NLRP3インフラマソームと協働して働き、免疫沈降でもNLRP3インフラマソームと共沈するタンパク質を網羅的に同定した。これらの候補タンパク質に対して、培養細胞での検証実験を行い、NLRP3インフラマソームの活性化への影響をカスパーゼ1の活性化やIL-1β産生を指標に検証実験を行っている。複数の異なるインフラマソームの候補タンパク質について同様の実験を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ヒト20,000タンパク質アレイ(20,000 human protein array: 20K-HUPA)を使って選定したタンパク質のうち、上位の候補タンパク質は、細胞でも再現性よく相互作用していると考えられるデータが得られている。したがって、これまでのところ実験計画の修正をすることなく、順調に実験計画を遂行できているため。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、NLRP3インフラマソームと協働して働き、免疫沈降でもNLRP3インフラマソームと共沈するタンパク質について、遺伝子操作をおこなったモデル動物を作製し、自己炎症疾患の表現系を示すかについて、実験を継続する予定である。また、NLRP3インフラマソーム以外の疾患インタラクトームを明らかにする近接ビオチン化酵素融合タンパク質を使った網羅的解析を進める予定である。
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