Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
加齢性男性性腺機能低下症候群 (LOH症候群) の既存の治療法であるアンドロゲン補充療法(ART)と比べて頻回の通院が不要になるという利点があるため、これまで海外のいくつかのグループはLeydig細胞を用いた移植治療を模索してきたが、未だに臨床応用に繋がるような治療法は開発されていない。申請者らはLOH症候群に対する再生医療の確立のため、テストステロンを分泌するLeydig細胞をヒトiPS細胞から作製することにin vitroで成功した。臨床応用を見据えて、この細胞に免疫隔離処置を施した状態で、レシピエントの生体内で充分な量のテストステロンを分泌させることが目標である。