Project/Area Number |
23K27771
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Project/Area Number (Other) |
23H03081 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57030:Conservative dentistry-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤原 千春 大阪大学, 大学院歯学研究科, 助教 (00755358)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 眞里子 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (10342833)
柏木 陽一郎 大阪大学, 大学院歯学研究科, 助教 (20598396)
村上 伸也 大阪大学, 大学院歯学研究科, 特任教授 (70239490)
岩山 智明 大阪大学, 大学院歯学研究科, 講師 (80757865)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,590,000 (Direct Cost: ¥14,300,000、Indirect Cost: ¥4,290,000)
Fiscal Year 2025: ¥6,890,000 (Direct Cost: ¥5,300,000、Indirect Cost: ¥1,590,000)
Fiscal Year 2024: ¥6,110,000 (Direct Cost: ¥4,700,000、Indirect Cost: ¥1,410,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
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Keywords | 歯周病 / 数理モデル / オミクス解析 / 病態遷移 / オミクス / 単球 |
Outline of Research at the Start |
歯周病は歯肉に限局した炎症が歯槽骨へと波及することで進行する。そのため、歯周病の重症化を防ぐためには、炎症状態を初期に感知し、歯槽骨へと炎症が広がることを未然に防ぐ必要がある。しかしながら、歯周病の移り変わりをシステムレベルで時間連続的に捉えた研究はこれまでになく、病気が進行する様子(病態)の全貌解明には至っていない。我々は、先行研究において、歯周病が進行する様子を数学的に記述することで、病気の遷移を時間連続的にシステムレベルで解析する手法を構築している。そこで本研究では、構築した数理モデルの解析に網羅的な空間遺伝子発現情報を加えて、歯周病の進行機序の詳細を解明することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
1) シングル核解析による歯周病病態遷移の解明:マウスを用いた動物実験を実施した。すなわち、歯周病進行における網羅的遺伝子発現変化を検討するために、歯周病を誘導した野生型マウスの歯肉を経時的に採取し、シングル核解析を実施した。 2) 空間的遺伝子発現解析による歯周病病態遷移の解明:マウスを用いた動物実験を実施した。すなわち、歯周病を誘導した野生型マウスの歯肉を経時的に採取し、Visiumスライド(組織切片の網羅的遺伝子解析ができるスライド)を用いて空間的遺伝子発現解析を実施した。 3) コンピューター解析による歯周病病態遷移の解明: 歯周病病態下における単球の誘導制御を数理モデル化するために必要な数値データを歯周病を誘導した野生型マウスの歯肉より採取した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
野生型マウスを用いたシングル核解析並びに空間的遺伝子発現解析を実施し、データを得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、歯周病病態下における単球の分化を制御する数理モデルを構築するために必要な数値データをマウスを用いた動物実験を実施することにより準備する。具体的には、細菌の増減により、単球数がどのように変化するのかを調べる。加えて、単球の分化に分化関連の液性因子の増減がどのように関与するのかをマウスを用いた動物実験で検討する。これらの結果をもとに、数理モデルを構築し、時間連続的な単球の動態を検討する。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)