Project/Area Number |
23K27775
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Project/Area Number (Other) |
23H03085 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57030:Conservative dentistry-related
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
山崎 和久 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 客員主管研究員 (00182478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 完 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 専門技術員 (20632946)
大野 博司 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, チームリーダー (50233226)
宮内 栄治 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (60634706)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,720,000 (Direct Cost: ¥14,400,000、Indirect Cost: ¥4,320,000)
Fiscal Year 2025: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,890,000 (Direct Cost: ¥5,300,000、Indirect Cost: ¥1,590,000)
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Keywords | 口腸連関 / 口腔細菌 / 腸内細菌 / 全身疾患 / 歯周炎 |
Outline of Research at the Start |
生活習慣病やがんを含む加齢性疾患に共通する基盤病態であるInflammagingは様々な生体環境に棲息する共生細菌叢の撹乱に対する応答と捉え られる。一方、歯周炎はInflammaging関連疾患のリスク因子であるが因果メカニズムは不明である。歯周炎に代表される病的口腔細菌叢による 腸内細菌叢のディスバイオーシスがInflammagingの誘導に関わっているとの仮説を検証するため、歯周炎患者の口腔・腸内細菌叢、代謝物を網 羅的に解析して健常者のそれと比較し、原因細菌の同定を行うとともに、それらのマウス移入実験を行って歯周炎の消化管伝播による全身への 影響メカニズムを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度はすでにサンプリングの終了した、Treatment naiveな中等度から重度の歯周炎患者(術前・術後)、および対照として口腔内が健康 (う蝕・歯周炎を有さない)対象者の唾液,歯肉縁下プラーク(キュレットで採取)、血液,糞便の解析および唾液・糞便についてはメタ16S rRNA遺伝子解析,メタゲノム解析を計画していた。血液についてはマルチプレック ス解析で炎症関連サイトカイン、炎症メディエーターを含むシグナル伝達物質を網羅的に解析するとともに唾液,血液の一部はLC-MS/MSおよびNMRを 用いた水溶性・脂溶性代謝物のメタボローム解析を行い、炎症と代謝の関連解析を予定していた。 中等度から重度歯周炎患者31名、歯周組織の健康な対照者23名より採取した唾液・糞便サンプルのメタ16S rRNAのシークエンス解析が終了し、バイオインフォマティクス解析を開始した。 血液サンプルについては加齢関連マーカーを含むマルチプレックス解析を実施するとともに、LC-MS/MSおよびNMRを用いた水溶性および脂溶性代謝物のメタボローム解析を行った。 今後詳細なデータ解析を実施する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
唾液・糞便の細菌叢解析、並びに血液のメタボローム解析に時間がかかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
バイオインフォマティクス解析を早急に進め、今後予定しているex vivo実験のための基礎データを得る。
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