日本の病院における臨床倫理支援の質向上と均てん化を目指した実証的研究
Project/Area Number |
23K27824
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Project/Area Number (Other) |
23H03134 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
竹下 啓 東海大学, 医学部, 教授 (10276248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧本 禎之 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (00396699)
大貫 優子 東海大学, 医学部, 准教授 (20384927)
金田 浩由紀 関西医科大学, 医学部, 准教授 (20411522)
三浦 靖彦 岩手保健医療大学, 看護学部, 教授 (40181854)
長尾 式子 北里大学, 看護学部, 教授 (40396700)
堂囿 俊彦 静岡大学, グローバル共創科学部, 教授 (90396705)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
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Keywords | 臨床倫理支援 / 臨床倫理委員会 / 臨床倫理コンサルテーション / リモート・スーパービジョン / 倫理コンサルテーション / 倫理支援 / 病院 |
Outline of Research at the Start |
この研究では、多くの病院と協力しながら臨床倫理委員会の標準モデルを提示するのみならず、リモート・スーパービジョン等を用いた臨床倫理委員会を支援する体制を確立し、全国のさまざまな規模・機能の病院の臨床倫理委員会を継続的に支援することの効果を検証する。さらに、臨床倫理コンサルテーションの内容を共有するためのフォーマットを作成し、全国で取り扱われている事例の調査を実施する。また、院外臨床倫理コンサルテーションの実施における倫理的、法的課題を整理する。
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Outline of Annual Research Achievements |
プロジェクトA(臨床倫理委員会の標準化):病院・臨床倫理委員会の実態を把握するため、全国の病院を対象に質問紙調査を行った。537施設から有効回答を得た。病床数が多いほど病院・臨床倫理委員会が設置されており、研究倫理委員会とは別組織となっていることが判明した。また、その設置動機として、第三者評価の受審対策や、個別の事例への対応の必要性に迫られたことが挙げられた。委員長は30%以上の施設で病院長が兼務していた。定期的に委員会を開催している施設がある一方、約半数が定期開催をしておらず、ケースコンサルテーションを依頼された時に開催されている病院も多かった。病院によって運営状況が極めて異なる実態は、研究倫理委員会と異なり、病院・臨床倫理委員会に関する明確な指針が日本国内に存在しないことが主な要因と考えられた。今後、委員会の運営や質の標準化を目指した指針の策定や、運営支援、人材育成が求められると考えられた。 プロジェクトB(臨床倫理委員会支援体制の確立):臨床倫理支援体制を評価するための相互訪問事業を試行するための評価表を作成した。また、病院・臨床倫理委員会連携会議を開催し、全国の病院における臨床倫理支援体制について意見交換を行った。 プロジェクトC(臨床倫理コンサルテーション・レファレンス・ブック作成):東海大学医学部付属病院において2019年度から2021年度に臨床倫理コンサルテーションが実施された52例の年代、相談者職種、焦点となっている医療・ケア、問題となった事項、臨床倫理コンサルテーションでなされた合意内容と転帰などの情報を分析した。成人と小児事例へのアプローチが異なることが判明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
特段の支障なく、研究を遂行できている。
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Strategy for Future Research Activity |
プロジェクトA(臨床倫理委員会の標準化):2023年度に実施した調査結果を論文化する。また、臨床倫理委員会の規程を収集し、臨床倫理委員会の基本構造を整理する。 プロジェクトB(臨床倫理委員会支援体制の確立):病院・臨床倫理委員会連携会議を継続し、リモート・スーパービジョンの提供を開始する。また、臨床倫理支援体制を評価するための相互訪問事業を試行する。 プロジェクトC(臨床倫理コンサルテーション・レファレンス・ブック作成):研究者の施設における過去の臨床倫理コンサルテーションの事例を用いて、事例共有フォーマットを作成する。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Clinical and Diagnostic Utility of Genomic Profiling for Digestive Cancers: Real-World Evidence from Japan2024
Author(s)
Ishikawa M, Nakamura K, Kawano R, Hayashi H, Ikeda T, Saito M, Niida Y, Sasaki J, Okuda H, Ishihara S, Yamaguchi M, Shimada H, Isobe T, Yuza Y, Yoshimura A, Kuroda H, Yukisawa S, Aoki T, Takeshita K, Ueno S, Nakazawa J, Sunakawa Y, Nohara S, Okada C, Nishimiya K, Tanishima S, Nishihara H.
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Journal Title
Cancers
Volume: 16
Issue: 8
Pages: 1504-1504
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] <i>BRCA1/2</i> reversion mutations in a pan‐cancer cohort2023
Author(s)
Nakamura K、Hayashi H、Kawano R、Ishikawa M、Aimono E、Mizuno T、Kuroda H、Kojima Y、Niikura N、Kawanishi A、Takeshita K、Suzuki S、Ueno S、Okuwaki K、Sasaki J、Yamaguchi M、Masuda K、 Chiyoda T、Yamagami W、Okada C、Nohara S、Tanishima S、Nishihara H
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Journal Title
Cancer Science
Volume: 115
Issue: 2
Pages: 635-647
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Ataxia Telangiectasia in a Patient with Breast Cancer: A Case Report.2023
Author(s)
Mizuno M, Ohnuki Y, Unzaki A, Suzuki M, Takeshita K, Takahashi S, Kiyohara H, Nakagawa S, Ishida R, Yokoyama K, Terao M, Okamura T, Hanamura T, Niikura N.
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Journal Title
The Tokai journal of experimental and clinical medicine
Volume: 48
Pages: 95-98
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