Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
中年期における生活習慣の把握と血液試料の収集、そしてその後の認知症罹患者の把握を終えている多目的コホート研究JPHC Studyで、炎症・酸化ストレスのバイオマーカーを測定するケースコホート研究を行い、日本人集団における中年期の生活習慣と認知症罹患との関連の機序での炎症・酸化ストレスの意義を、炎症・酸化ストレスを介する経路(間接効果)と介さない経路(直接効果)とに分離する媒介分析を適用して検討する。また、日本人での知見に基づく認知症罹患リスクスケールを、生活習慣因子を媒介分析で得られる直接効果の割合で重み付けしてから、バイオマーカー因子と統合して作成する。