Project/Area Number |
23K27857
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Project/Area Number (Other) |
23H03167 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
大平 哲也 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50448031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木山 昌彦 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (10450925)
山岸 良匡 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (20375504)
絹田 皆子 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (20895297)
今野 弘規 近畿大学, 医学部, 教授 (90450923)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | 心臓突然死 / 危険因子 / 推移 / 地域住民 / ストレス / 生活習慣 / 社会心理的因子 / 寄与危険度 |
Outline of Research at the Start |
我が国の長期的な心臓突然死の推移は明らかではなく、また、危険因子の寄与危険度の変遷を検討した研究は欧米を含めてない。そこで本研究では、長期間疫学研究を実施している地域を対象として、1981年以降40年間の心臓突然死の長期推移を明らかにするとともに、1980年代から2010年代まで10年毎の4つのコホートを分析することにより、我が国の心臓突然死に関連する身体・心理・社会的因子の時代変遷を検討する。さらに、心臓突然死に関連する自律神経機能、血管内皮機能、炎症、心機能、睡眠呼吸障害、被災体験等、新規の危険因子を同定し、今後の心臓突然死予防対策に寄与する知見を得る。
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Outline of Annual Research Achievements |
心疾患は我が国の死因の第2位であり、中でも心臓突然死は近年増加傾向にあると推測されているが、長期的な心臓突然死の推移は明らかではない。また、心臓突然死には多量飲酒、喫煙、食生活等の生活習慣、高血圧、糖尿病等の生活習慣病及び心理社会的因子の影響が考えられるが、これら危険因子の寄与危険度の変遷を包括的かつ縦断的に地域住民を対象として評価を行った研究は欧米を含めてない。そこで本研究では、長期間疫学研究を実施している地域を対象として、1981年以降40年間の心臓突然死の長期推移を明らかにするとともに、1980年代から2010年代まで10年毎の4つのコホートを分析することにより、我が国の心臓突然死に関連する身体・心理・社会的因子の時代変遷を検討すること、及び心臓突然死に関連する自律神経機能、血管内皮機能、炎症、心機能、睡眠呼吸障害、被災体験等、新規の危険因子を同定し、今後の心臓突然死予防対策に寄与する知見を得ることを目的とした。本年度は、これまでの地域住民における心臓突然死発症率をまとめるためにデータセットのクリーニングを行い、長期間の心臓突然死の罹患率の推移を検討するための準備を行った。また、身体・心理(行動)・社会的因子と心臓突然死との関連を検討するために、これまでのデータの突合を行った。さらに、地域住民における睡眠呼吸障害、家庭血圧・自律神経機能、血管内皮機能、炎症、血中NT-proBNP等新しいバイオマーカーと心臓突然死との関連についての前向き研究を行うための倫理申請を準備した。福島県においては死亡小票を用いた24時間以内の内因性急性死に関する調査を開始した。これまで、心臓突然死を含む循環器疾患の発症に睡眠呼吸障害が関与する可能性が示唆される結果が出ており、今後身体心理社会的因子と心臓突然死との関連を系統的に確認する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
社会心理的指標の測定が年度によって異なることから、それらのデータを心臓突然死のデータと組み合わせるために時間がかかった。また、死亡小票のデータを手に入れるのに時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
《テーマ1》地域住民における心臓突然死の発症率の時代変遷についての研究では、1981~2020年までの40年間における心臓突然死の発症率を悉皆調査の結果から、年(1981~1985年、1986~1990年、1991~1995年、1996~2000年、2001~2005年、2006~2010年、2011~2015年、2016~2020年)、性別に10万人年あたりで発症率を算出する。 《テーマ2》地域住民における心臓突然死と身体・心理(行動)・社会的因子との関連の時代的変遷についての前向きコホート研究では、秋田、茨城、大阪の30歳以上の地域住民を対象とした健診のデータをⅠ期:1981年~1990年、Ⅱ期:1991年~2000年、Ⅲ期:2001~2010年、Ⅳ期:2011~2020年の時期(対象人数はいずれも10,000人以上)に分け、それぞれの時期(ベースライン)の健診参加者を対象として、フォローアップ時期(Ⅰ期:1982年~1995年、Ⅱ期:1992年~2005年、Ⅲ期:2002年~2015年、Ⅳ期:2012~2023年)のそれぞれの時期に発症した心臓突然死における、身体因子、生活習慣と心臓突然死との関連についてCox比例ハザードモデル等を用いて前向きに分析する。 《テーマ3》地域住民における睡眠呼吸障害、家庭血圧・自律神経機能、血管内皮機能、炎症、血中NT-proBNP等新しいバイオマーカーと心臓突然死との関連についての前向き研究では、保存血清の抽出作業を行うとともに、睡眠呼吸障害、家庭血圧・自律神経機能との関連の分析を進める。 《テーマ4》福島県地域における震災が心臓突然死発症に及ぼす影響についての前向き研究では、福島県内の放射線事故後に避難区域に指定された地域を含む13市町村住民50,000人を対象として、震災関連要因と心臓突然死との関連の解析を進める。
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