Project/Area Number |
23K27888
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Project/Area Number (Other) |
23H03198 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
木下 由美子 宮崎大学, 医学部, 教授 (30432925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸本 淳司 九州大学, 大学病院, 准教授 (00317322)
田上 博喜 宮崎大学, 医学部, 教授 (00729246)
遠山 岳詩 九州大学, 先端医療オープンイノベーションセンター, 助教 (00828197)
内田 倫子 宮崎大学, 医学部, 講師 (10336315)
宮園 真美 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (10432907)
藤 賢史 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 頭頸科医長 (20380397)
野末 明希 宮崎県立看護大学, 看護学部, 助教 (30569794)
川本 利恵子 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (40144969)
金岡 麻希 宮崎大学, 医学部, 准教授 (50507796)
柳田 俊彦 宮崎大学, 医学部, 教授 (60295227)
伊豆倉 理江子 宮崎大学, 医学部, 准教授 (80805292)
加藤 沙弥佳 宮崎県立看護大学, 看護学部, 講師 (90598088)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,850,000 (Direct Cost: ¥14,500,000、Indirect Cost: ¥4,350,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥8,320,000 (Direct Cost: ¥6,400,000、Indirect Cost: ¥1,920,000)
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Keywords | 大腸がん / 手術療法 / 高齢者総合機能評価 (CGA) / 生活の質 / 術後合併症 / 直腸がん / 手術 / QOL / 実装 / CGA / 支援モデル / 老年腫瘍学 / 高齢者総合機能評価 / 介護者 |
Outline of Research at the Start |
大腸がんは日本人が罹患するがんの第1位であり、高齢での発症が増えている。本申請では、欧米と治療方法の相違がある直腸がんの患者を対象として、実装可能な高齢者総合機能評価 (CGA)活用型支援モデルを構築する。CGAに基づく介入は、死亡率の低下、せん妄を含む術後合併症や有害事象の軽減、QOLの向上において有効性が支持されており、身体機能・併存症・認知機能・精神機能・社会的環境・栄養・老年症候群などを総合的に評価し、個々に適切な介入を行うことが推奨されている。高齢がん患者数が急増していく中、本申請の成果により、高齢がん患者全体のQOL向上が期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
大腸がんは日本人が罹患するがんの第1位であり、高齢での発症が増えている。本申請では、欧米と治療方法の相違がある直腸がんの患者を対象として、実装可能な高齢者総合機能評価(CGA)活用型支援モデルを構築する。CGAに基づく介入は、死亡率の低下、せん妄を含む術後合併症や有害事象の軽減、QOLの向上において有効性が支持されており、身体機能・併存症・認知機能・精神機能・社会的環境・栄養・老年症候群などを総合的に評価し、個々に適切な介入を行うことが推奨されている。高齢がん患者数が急増していく中、本申請の成果により、高齢がん患者全体のQOL向上が期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
申請者らは2023年11月より「大腸がんで手術を受ける患者の生活の質に関する前向き観察研究(多施設共同研究)」を開始した。 本研究では、大腸がんで手術を受ける患者の高齢者機能評価や生活の質; Quality of Life (以下、QOL) 等に関する術前から術後(5年まで)の前向き観察研究(多施設共同研究)により、1.術後合併症(せん妄を含む)、入院期間の延長、および術前~術後の高齢者機能やQOLの悪化を最も良好に予測できる術前の高齢者機能評価スクリーニングツールやそのほかの要因を特定すること、2.治療前後の高齢者機能やQOLの変化の実態を把握することで、支援の内容とそのタイミングを検討することである。さらに、可能な方には③家族や親しい友人(以下、家族)へのアンケート調査を実施して、本人と家族のQOLの関連を明らかにする。本研究により、大腸がんで手術を受ける患者の術後合併症や有害事象、入院期間延長の予防、および高齢者機能やQOLの維持・向上、および家族のQOLの維持・向上に向けた支援システムの構築が期待される。
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Strategy for Future Research Activity |
申請者らは2023年11月より「大腸がんで手術を受ける患者の生活の質に関する前向き観察研究(多施設共同研究)」を開始しており、今後はデータを蓄積し、データ解析を進めることで、1.術後合併症(せん妄を含む)、入院期間の延長、および術前~術後の高齢者機能やQOLの悪化を最も良好に予測できる術前の高齢者機能評価スクリーニングツールやそのほかの要因を特定すること、2.治療前後の高齢者機能やQOLの変化の実態を把握することで、支援の内容とそのタイミングを検討する。 さらに、大腸がん術後患者のQOLの維持・向上を目指す実装可能なCGA活用型支援モデル構築を検討する予定である。
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