Project/Area Number |
23K27930
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Project/Area Number (Other) |
23H03240 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology |
Principal Investigator |
大沢 愛子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (10388944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧 賢一郎 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 作業療法士 (10748776)
松村 純 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 理学療法主任 (20972516)
山田 実 筑波大学, 人間系, 教授 (30525572)
近藤 和泉 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 病院長 (50215448)
前島 伸一郎 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院 長寿医療研修センター, センター長 (50260815)
荒井 秀典 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 理事長 (60232021)
伊藤 直樹 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 統括管理士長 (70410735)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
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Keywords | 日常生活評価指標 / ADL / 評価法 |
Outline of Research at the Start |
医療や福祉分野におけるADL評価として、Barthel Index(BI)やFunctional Independence Measure(FIM)が多く用いられているが、BIは簡便で普及させやすいが治療効果が判定できない欠点が、FIM は治療効果がわかりやすいが特殊な知識を得るための訓練が必要であるという欠点があり、これらの欠点を補う新しい評価法の開発が望まれている。本研究では、医療的な知識がなくても誰もが簡便に実施できるADL評価法を開発し、それをアプリ化して普及させると共に、評価法に基づく訓練法やケアの方法を考案し、ADL評価・治療一体型のアプリを開発して普及させることを目標とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
これまでのADL研究の中で、我々は、食事、移乗、整容、トイレ、入浴、更衣、歩行、階段昇降の8項目(23の細項目、100ステップ)からなる“ADL評価指標案”を考案してきた。この評価指標案は評価する項目は多いものの、簡便かつ的確に ADLの全体像を把握でき、家族介護者から専門職まで、誰が評価しても信頼性を損なわず、BIやFIMなどの既存のADL評価に対する妥当性も有している。そこで、本研究では、この評価指標案を基礎として、電子機器やスマート端末を用いて、より簡便に、ADL能力がデータ化および可視化されるよう指標の調整とアプリ化を進める。さらに単なる評価にとどまらず、評価内容が治療やケアに紐付けされ、評価と治療・ケアが一体化した国際的に使用可能なアプリプリグラムの開発を行い、既存の評価法に対する優位性を示すことを目指している。 そのなかで、本年度は「誰もが使用できる簡便かつ詳細なADL評価指標” 試用版の評価部分の完成とアプリ化」について研究を実施し、新しいADL指標の評価部分を完成を目標に、アプリ化のためのプログラム作成を行った。 具体的な評価とアプリの内容は以下の通りである。ADL評価は具体的な項目ごとに並べられ、評価者はADLの各項目を“できる”か“できない”の2択から選択し、パソコンやスマート端末で入力する。評価マニュアルもアプリ内に組み込み、何度でもマニュアルを参照できる。評価結果はレーダーチャートに自動的に反映され、治療やケアの効果が継時的に可視化され、対象者や介護者へのフィードバックに利用できる。また、できる項目とできない項目は、あらかじめ実施したRasch分析によって難易度別に並べられたADL項目一覧に反映され、自動的にADL能力スコアが算出され、表示される。これにより、治療やケアのターゲットとなるべきADL項目が一目で明らかになる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究概要に記載した内容について、計画通りに進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、今年度中に新しいADL指標の試用版アプリを完成させ、家族介護者と医療専門職に対するADL評価指標アプリの使用感調査と改良に向けた準備を進める予定である。また、リハ専門職、医師、看護師、介護福祉士などの多職種でNominal Group Discussionを実施し、ADL評価指標の各項目に対応する具体的な治療法やケアを検討する予定である。
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