Project/Area Number |
23K27954
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Project/Area Number (Other) |
23H03264 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
竹越 一博 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40261804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志田 隆史 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10883267)
青木 海 東京医科大学, 医学部, 客員研究員 (20914302)
渡部 厚一 筑波大学, 体育系, 教授 (30447247)
石井 亮太 筑波大学, 医学医療系, 助教 (40835633)
竹村 瑞穂 東洋大学, 健康スポーツ科学部, 准教授 (70634351)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,850,000 (Direct Cost: ¥14,500,000、Indirect Cost: ¥4,350,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥9,750,000 (Direct Cost: ¥7,500,000、Indirect Cost: ¥2,250,000)
Fiscal Year 2023: ¥8,450,000 (Direct Cost: ¥6,500,000、Indirect Cost: ¥1,950,000)
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Keywords | 遺伝子ドーピング / 遺伝子ドーピング検出法 |
Outline of Research at the Start |
今回、これらの現実的な解決策として、Athlete Biological Passport(ABP)の概念と手法を遺伝子ドーピング検査に世界で初めて応用を試みる。すなわち、遺伝子操作に伴う生体反応をバイオマーカーとしてやマルチオミクス・トランスクリトーム解析を用いて検出し、それらを間接的なマーカーとして経時的に用いる検出系構築を試みる。さらに既知の多数のドーピング関連遺伝子の検出が可能な遺伝子パネルの開発も行う。間接検出法の「ABP」と直接検出法の「遺伝子パネル」の両者の組み合わせで種々の遺伝子ドーピングの検出が可能となることで、抑止に大きく貢献出来るはずである。
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Outline of Annual Research Achievements |
代表者らはこれまでに遺伝子ドーピングに関する直接的な検出方法を報告してきている。しかし、その検出期間としては一時的なものとなる場合も多く、“ドーピング”として検査を行うためには未だ問題点は残る。そのため、一般的なドーピング検査にも用いられるAthlete Biological Passport(ABP)の概念を遺伝子ドーピング検査にも応用するため、そのマーカーを探索・同定していくことが重要である。生体での検討は、実験動物を用いて実施を予定している。 遺伝子ドーピングには、さまざまな遺伝子が標的として存在しているが、遺伝子操作を行うことで一様に変化が起きる間接的なバイオマーカーが存在するかを検討していくために本年度は複数のベクターであったりモデルの作成を行なった。加えて、間接的なマーカーとして予測される血中内での炎症マーカーを測定するためのELISA系の構築に至っている。ELISA系の構築は、各抗体に関する最適な反応条件を見出すことができた。次年度以降で、実際に遺伝子操作を行った際に予測されるマーカーの変動があるのかを検証していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ベクターやモデル、マーカー測定用ELISAの構築を行うことができたため、おおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
ELISA系の構築は、各抗体に関する最適な反応条件を見出すことができた。次年度以降で、実際に遺伝子操作を行った際に予測されるマーカーの変動があるのかを検証していく。加えて、マルチオミクス・トランスクリトーム解析を用いて予測外のマーカー候補も探索し、核酸、タンパク、代謝物の観点から複数候補を組み合わせることで、ドーピング検査の質を担保できるか検討する。この検討は、経時的な変化が重要となることから、遺伝子操作を行う前の検体ポイントも複数設けて、ABPに繋げていく予定である。さらに、どの遺伝子操作でも一律に変動するマーカーを見出せるように、特定の遺伝子操作のみならず、数種類の遺伝子操作を実施することを計画している。
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