Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
ヒトを初めとする多臓器生物では、個体老化は臓器の連関により進行していくものと考えられている。特に骨格筋はホルモン分泌を介した多臓器連関機構を有しており、骨格筋機能低下は各臓器の機能低下に直結して個体老化を招く。このため、骨格筋をターゲットにした個体老化抑制策の構築は健康増進の観点から欠かせない。本研究では、「骨格筋で生じた糖化ストレスは骨格筋だけでなく多臓器の機能低下をもたらし個体老化を誘発する」という仮説のもとに解析を進め、個体老化の新規メカニズムの提唱に繋げる。