Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
誤嚥性肺炎の発症は口腔ケアや摂食嚥下トレーニングなどにより10~50%抑えられているものの,死亡者数は年々増加していることから,新しい予防・軽減手法の開発が喫緊の課題となっている。この候補のひとつとして,迷走神経の活性化による免疫系の賦活化がある。申請者はこれまで,この手法を用いた動物実験にて,肺炎,腎不全や敗血症の予防・軽減効果を明らかにしてきた。本研究では,「神経-免疫系の分子動態と加齢の影響」および「グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)を軸とした食事による神経-免疫系活性化手法の開発」を目指す。