Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
従来、「屋内」位置推定を実現するために、BLEビーコンを用いた位置推定に関する研究があった。これらの研究では、BLEビーコンの電波は壁やヒトなどの障害物に影響を受けやすいため、高度な手法(=分解能が高い手法)ほど精度が安定しない課題があった。ここで、パンデミック等での実利用を想定した場合、医学的に必要な分解能を維持できれば十分であり、それよりも、安定して高い精度を実現できることの方が重要であると考えた。そこで、本研究では、分解能と精度の二つの評価指標に着目した、グローバルマップマッチングに基づく「屋内外」経路推定手法を提案する。