Budget Amount *help |
¥18,590,000 (Direct Cost: ¥14,300,000、Indirect Cost: ¥4,290,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では、1. 弱交差現象(WCO) 2. VP削除 3. 時制(tense) 4. 自動定理証明の研究、の4課題に取り組む予定であった。このうち1.については、英語における主節WCOと関係節WCOの間には経験的な差があることをLFSに基づく厳密な検証によって示すことができ、国際学会LENLS20に採択されるなど大きな成果を得た(Fukushima+(2023))。2.については8月まで順調に研究を進め、DTSに基づく新しい分析に到達したものの、論文が採択に至っていない。3.については成果をまとめた論文が計算言語学の国際ワークショップIWCSに採択されるなど成果を挙げた(Matsuoka+(2023))。続く成果をJK31に投稿中である。4.については新たな設計に基づく実装が進んでいるものの、論文執筆には至らず、2024年度に持ち越している。 一方で、当初予定していなかった成果として、DTSによる意味表示を伴う日本語CCGツリーバンクの開発に取り組んでいる。この成果は自然言語処理のトップ国際学会の一つであるEACLのstudent research workshop (EACL-SRW 2024)に採択されるなど大きな成果を挙げた(Tomita+2023, 第二に、DTSによる意味分析と、現在主流であるdynamic plural semanticsによる意味分析を比較し、後者に固有の問題であるbinding problemが生じないことを示した論文が、国際学会AWPLに採択された(Yana+2023)。
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